久多良木文庫
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ML/近親相姦/サークル企画




はーみや


小噺 夏祭りでぇと.2




 兄弟らからはぐれてしまったはーは、人混みに流されないよう端からその波を見ていた。
「みんな何処に行ったんだろ? はぐれないように気を付けてたのに……」
 人混みでも長身の兄達ならすぐに見つけられるだろうと思っていたが、なかなかその影がない。
 溜息を吐いたところではーの目は、見覚えのある浴衣姿を捉えた。
「みや兄!」
「あ、はー君!」
 振り向いた姿はやはり、みやだ。
「よかったぁ、やっと会えたε-(´∀`*)ホッ」
「みや兄も一人? もしかして、はぐれた?」
「うん──あれ? “も”ってことは、はー君も?」
「うん。探したけど見つからなくて……屋台の方に戻ろうかと思ってたんだ」
「そっか、屋台に行けば麿兄と鷹兄がいるもんね。皆を探すのに夢中で忘れてた」
 苦笑するみやに、はーもくすりと笑う。
「皆何処にいるんだろうね……もっと先に行ってるのかなあ?」
と、みやが人混みの先を見る傍らで、はーはそんなみやの様子を窺う。
「あの、みや兄さ」
「ん?」
「その……僕まだ、屋台とかそんなに回ってなくて……それで、その、みや兄もまだ、なら、その……だから、えっと……(//д//)」
 照れくさそうにするはーの気持ちが伝染したかのように、みやの顔もだんだんと赤らむ。
「あ……う、うん。僕もそんなに……(//ω//)」
「「一緒に回ろうか──あ」」
 声がハモってしまい、二人は顔を見合わせ微笑んだ。
 なんと初々しい(*´Д`)
「行こっか」
「うん!」
 人混みをなんとか避けつつはーとみやは屋台を巡る。
「ヨーヨー釣りだ」
「あの水色の風船、綺麗だね」
 みやの言葉にはーは心の中で「よしっ」と気合いを入れると、様々な色のヨーヨーが浮かぶビニールプールの前へとしゃがんだ。
 みやもそれに続く。
「はー君?」
「これ、だよね?」
「うん」
 こよりを手にはーは真剣な眼差しでヨーヨーに挑む!
 そして──
「とれた!」
「わあ、はー君すごーい!(*´ω`ノノ"☆パチパチパチパチ」
「はい、みや兄」
「あ、有難う……(*´∀`*)」
 天使の笑顔にずっきゅぅうううん!
 イヤ━━━━(*´∀`)━━━━ン!!!!
「Σ(//Д//)つ、次はどこに──」
と、熱く紅潮していく顔を咄嗟に背けるはーの横で突然、驚いたようなみやの声が上がる。
「わっ」
「危ない!」
 人波に背後から押されて転びかけるみやの身体をはーは両手で支えた。
「大丈夫? みや兄」
「う、ん。ごめんね、ありがと──っΣ(´Д`*)」
「Σあ(//゚д゚)」
 近過ぎた顔に途端に羞恥に駆られてパッと離れるはーとみや。
 俯いたまま対峙する二人。
 お花が咲くわぁ(*´艸`)──え?
 ぐう〜。
 同時に二人のお腹の虫が鳴いた。
「「あ」」
 はーとみやは顔を見合わせると、だんだんと可笑しくなってきたのか声を抑えつつ笑い出す。
「先に、何か食べようか(´∀`*)」
「そうだね(*´ω`*)」
 答えるみやの前に遠慮がちに差し出されたはーの手。
「みや兄。あの、手……」
「え?」
「あ。その、あの……転んだりしたら危ないし、その……またはぐれちゃうかもしれないし……モジモジ(。_。*)))」
「う、うん(//д//)」
 これまた遠慮がちにみやははーの手を握る。
「な、なに食べようか?」
「そう、だね。何にしようか」
 二人仲良くどきどき心臓を打ち鳴らし、会話にならない言葉を交わしながら屋台巡りを続けるのであった。

のん「おろ〜? はー兄ぃとみや兄ぃじゃーん(゚∀゚)ノ」
しぃ「手なんか繋いじゃってぇ(・∀・)ニヤニヤw二人でしっぽりぃ?」
はー「ち、違うよ! 人がいっぱいいてはぐれたら大変だから、それで……!(・д・`;)」
みや「そ、そうだよ! 転んだりしたら危ないからって、はー君が助けてくれて!(;´Д`)」
のん&しぃ「ふ〜ん(¬∀¬)(¬∀¬)ニヤニヤ」
 ぶちっ(#゚д゚)スイッチON!
はー「正座で八時間耐久……ボソ」
のん「やべっ(゚∀゚;)はー兄ぃのスイッチ入った!」
しぃ「超怖っ(;・`∀・´)走れ!」
 この後、のん&しぃが無事に逃げ果せたのか……定かではない。

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