久多良木文庫
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ML/近親相姦/サークル企画




小噺 Summer Vacation




「カッツェ。お前、海初めてなんだろ?」
「はい」
「折角来たんだ、もっと近くで見てみねえか?」
「はい^^」
「その前に買い物に付き合え。色んな屋台も見れるしな」
「はい。有難う御座います」
 海水浴へやってきた池仲家。
 それぞれが分担して買い物へ出たのだが、麿と組になった鷹見は麿の逃亡により池仲家の陣地へと一人戻ってきていた。
 沖合ではしゃぐ麿の代わりに鷹見から誘われて、長袖ジーンズ姿で留守番をしていたカッツェはパラソルから出ようと立ち上がる。
「あ。ちょい待ち……これ被っとけ」
 鷹見は荷物から取り出した黒いメッシュのキャップをカッツェに被せた。
 屋台を巡るごとにあれはこれはと訊ねてくるカッツェに、これこれどうと解り易く噛み砕いて説明する鷹見。
 そんな中、麿鷹が担当する筈だった買い物を二人はちゃっちゃと済ませた。
「さて、と。買うもん買ったし、戻って──」
 見るとカッツェは一つの屋台をじーっと見ている。
「かき氷か」
「カキゴオリ?」
「ほら。機械のてっぺんにでっかい氷があんだろ。それであのハンドルを回すと、削られた氷がああやって下に出てくんだ」

 ガリガリ……
 じー……(´・ω・)
 ジャリジャリ……
 じー……(´・ω・)

「食ってみるか?(;¬д¬)」
「いいんですか?」
「欲しいもんがあったら謂えって、謂ったろ」
「はい(*´ω`*)有難う御座います」
「上にかけるシロップは、ストロベリー、レモン、ブルーハワイ、メロンがあるけど──やっぱりストロベリーか?」
「はい^^」

 ガリガリ……
 じー……(´・ω・)
 ジャリジャリ……
 じー……(´・ω・)
 トクトク……
 じー……(*´・д・)

 かき氷器に釘付けになるカッツェの様子に鷹見は笑みを漏らす。
「おっ待たせしましたあ! ストロベリーになりまーっす!ヽ(`∀´*)ヘイ!イッチョウ!」
「有難う御座います゚+。:.゚(*´ω`*)゚.:。+゚」
 Σズッキューーン((゚□゚///))
 カッツェの微笑が店員♂のハートにクリティカルヒット!
 ビキッ(#゚д゚) Σハッ(゚Д゚;)
 鋭い眼光を店員♂に向けつつ鷹見はカッツェの被るキャップの鍔をぐいっと下げた。
「あ、アリガトウゴザイマシタァ……(((゚Д゚:)))ガクブル」
「鷹見さん?」
「なんでもねー(¬A¬)」
 池仲家の陣地に戻って他の兄弟らも食事休憩中。
 嬉しそうにかき氷を食すカッツェと缶ビール片手に傍らで眺める鷹見。
「うまいか?」
「はい^^ 鷹見さんも、どうぞ」
 カッツェはスプーンストローでかき氷を掬って鷹見へ差し出す。
 当然のようにそれを口で受ける鷹見。
「ん、うまい。しっかし──お前はほんと苺好きだな」
 鷹見の手がカッツェの長い前髪を鬱陶しそうに横へ流すようにして撫で掻き上げると、カッツェはまたニコリと微笑った。
 食事も終わり、兄弟らは各々また遊びに出た。
 超人麿兄の人間ジェットスキーに悪乗りしたり、砂上の城制作は壮大なスケールになっていたり、ビーチバレーで白熱する兄弟がいたり。
 そんな暴走フリーダム兄弟らを他所に、鷹見とカッツェは人波から少し離れたところで波打ち際を歩いていた。
「鷹見さん、これはなんですか?」
「ああ、貝殻だ」
「カイガラ?」
「解り易く説明すると、あさりと同じだ」
「お味噌汁に入っているものですよね」
「そうだ」
「形が違いますよ?」
「貝殻にも種類はある」
 貝殻を見つけては一つずつ手に取って見ているカッツェ。
「これはピンク色ですよ(・д・*)」
「桜貝だ、珍しいな」
「桜の花みたいで、綺麗ですね^^」
「持って帰っても大丈夫だぞ」
「はい」
 Σザバァッ(゚ω゚*(゚д゚ )?!
「よいごはいねえがあぁ…ノノノm´Дノノm」

 ノノノm´Дノノm (゚ω゚*(゚д゚ )

 ノノノm´∀ノノm (゚A゚♯)

 .'∴・(Д`(○≡(゚皿゚#)

 めり込んだ鷹見の拳により吹っ飛ぶ妖怪ワカメ麿。
 鷹見は蟀谷に青筋を浮かせて指を鳴らす。
「覚悟しやがれぇ妖怪野郎ぉ凸(゚д゚#)」←殺意
「勝利を我が手にタカのバージンをゲーッツ!( ☆Д☆)クワッ」←ある意味本気
「何の話だああああ!!Σ○(゚皿゚#)」
 FIGHT!!<カーン!
「Σおお! 麿兄と鷹兄がバトってる!(゚∀゚屮)屮」
「リアル格ゲーだ!ρ(☆∀☆ρ)」
「抉れえ! 鷹兄!ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚ヽ)」
「出たっ麿兄の隠しコマンド!(゚□゚;)」
「ぱねえwww人間じゃねえwww」
「いいのかなあ(・ω・`;)」
「家ん中でやられるよりは全然マシやろ」
「うん。無暗やたらと破壊されかねないし(-ω-`)」
「此処なら壊れる物もないもんねえ」
「野次馬は増えてるけどな……(-_-;)」

 いっけえ!! 金髪兄ちゃん!!
 やっちまえ!! 赤髪兄ちゃん!!

 \うをおおおおおおおおおおおおお!!/
 ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚ヽ)

「カツ兄。何を拾ってるの?(´・ω・)」
「みゃー君、綾君。これです、桜貝ですよ^^」
「わあ、可愛い」
「本当だ(*´∀`)綺麗だね」
「探せばもっとあるかな?」
「カツにぃ、こえ?」
「そうですよ、リィ君(*´∀`)ヾ(´ω`*)ナデナデ」
「僕達も探そっか」
「うん!」
 こうして、池仲家の海開きは怒涛のまま幕を閉じた。

 ──後日。

「よし。これで完成(・∀・)」
「僕も!(´∀`)ノ」
「僕もできました(´ω`*)」
「これはリィ君のね」
「わーい!(∩´∀`)∩ ありがとーみやにぃ!」
「なんや?」
「桜貝のブレスレット!」
「海水浴で拾ったやつ?」
「うん。穴を開けてオペロン糸を通しただけなんだけどね。桜貝だけじゃ数もないし寂しいから、石とかのパーツも付けてみたんだ」
「ようやるなあ」
「器用だな」
「鷹兄は不器用やからなあ、壊滅的にε- (´ー`)フッ」
「せめてコーヒーくらいは用意できないとねー(¬ω¬)」
「絶望的だよね(´Д`)=3」
「悪かったなっ(゚A゚;)」
「大丈夫ですよ、鷹見さん。僕が淹れますから(*´ω`*)」
「おう(-д-)」
「カツ兄、駄目だよ。甘やかしちゃ」
「せやせや。水入れて粉入れてスイッチポンって押すだけなんやから、小学生でもでけるわ」
「洗濯機みたいに泡だらけにならないし(-ω-)」
「食洗機みたいに泡だらけにならないし(・ω・)」
「掃除機みたいに爆発はするかもな(゚∀゚)」
 <(¬ω¬;)
「僕は鷹見さんに美味しいと謂ってもらえるのが嬉しいんです(*´ω`*)それに──色々と仕込み易いですからね(‾ー‾)ニヤリ」
 Σ(゚д゚;(゚д゚;(゚д゚;(゚д゚;)
「冗談ですよ゚+。:.゚(*´∀`*)゚.:。+゚」
 ガクガク(((゚Д゚;(゚Д゚;(゚Д゚;(゚Д゚;)))ブルブル

 その日から鷹見はカッツェがコーヒーを持ってくる度に内心ビクビクしながらも、カッツェの笑顔に勝るものなく素直に飲むのだった。

6


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